あしあと
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
全国では、年間2万人を超える方の命が自殺によって失われています。
特に、3月から4月にかけては、進学や就職、転勤、転居など、生活環境が大きく変わる時期であり、自殺者数が増加する傾向にあります。
池田町でも、平成21年から令和4年までの間で合計58名の方が自殺で亡くなっています。
性別では、男性が7割と多くを占めています。
年代別では、50歳代が最も多くなっていますが、60歳以上の高齢者層も全体の4割を占めています。
自殺は、健康問題や家庭問題、職場環境の変化、生活苦、精神疾患など、さまざまな要因が複雑に関係しています。その多くが追い込まれた末の死と言われ、誰にでも起こりうるものです。
自殺対策基本法では、3月を「自殺対策強化月間」と定めています。
国、県、市町村、関係機関・団体が連携し、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向けて、相談事業や啓発活動を実施しています。
悩みを抱えた方やその周囲の方が支援を求めやすい環境を作るための相談事業を強化することを目的としています。
・食事や起床、就寝時刻など、なるべく生活リズムを一定に保つ
・1日3食バランスのよい食事を心がける
・毎日積極的に体を動かす
・自分なりのリラックス方法を見つける
・体調が悪い時は無理せず休む
自殺に至ってしまった人の多くは、複数の問題を抱え、うつ状態を伴うこころの病気で苦しんでいたことがわかっています。
こころや体が発するSOSサインに早めに気づいて対処することが大切です。
こころのサイン | 体のサイン | 行動のサイン |
---|---|---|
・気分が落ち込み、元気がない ・すぐに涙が出てくる ・何もする気がしない ・今まで関心があったことに興味が持てなくなる など | ・眠れない日が続いている ・食欲がない ・体がだるい ・頭痛や腹痛、めまい、吐き気などがある など | ・ひとりでいる時間が増えた ・ひきこもりがちになった ・仕事や家事での失敗が増えた ・何もしないで長時間ぼんやりする など |
さまざまな悩みや不安を抱えたときは、ひとりで抱え込まず、誰かに相談してみましょう。
ひとりでは思いつかない違った考え方や選択肢に気づくことができるかもしれません。
身近に相談相手がいない場合でも、さまざまな相談機関があります。
《主な相談窓口》
相談窓口名称 | 電話番号 | 受付時間 | 備考 |
---|---|---|---|
こころの健康相談統一ダイヤル | 0570-064-556 (有料) | 平日 午前10時から正午、午後1時から午後4時 午後6時30分から午後10時30分 ※相談対応日・時間は、都道府県によって異なります。 | 電話をかけた所在地の実施している「こころの健康電話相談」につながります。 |
よりそいホットライン | 0120-279-338 (無料) | 24時間対応 | どのような悩みにも寄り添って、一緒に解決できる方法を探します。 外国語による相談も可能です。 |
岐阜いのちの電話 | 058-277-4343 | (毎日) 午後7時から午後10時 (第1・第3土曜日) 午前8時から午後7時 | メール相談も可能です。 (PC用)http://inochi.ktroad.com/mail/index.html (スマホ用)http://inochi.ktroad.com/mobile/mail.htm |
相談窓口名称 | 受付時間 | 備考 |
---|---|---|
LINE相談窓口 こころのサポート相談「ほっと・ぎふ」 | 毎週日曜日 各日午後7時から翌午前3時まで (最終受付:午前2時30分) | 岐阜県内にお住まいの方であれば、どなたでもご利用いただけます。 公式LINEアカウントであるこころの相談サポート「ほっと・ぎふ」を友だち登録し、日曜微の相談受付時間にLINEアプリで相談してください。 相談の受付状況により、すぐに返信できない場合があります。 |
SNS相談 (厚生労働省) | SNS相談を行ている団体により異なります。 | 年齢や性別を問わず、SNSやチャット等による相談ができます。 詳しくは、「まもろうよ こころ(厚生労働省)」をご覧ください。 |
相談窓口名称 | 電話番号 | 受付時間 | 備考 |
---|---|---|---|
西濃保健所 こころの相談 | 0584-73-1111(代) 内線295 | 毎月第2木曜日 午前10時、10時半、11時 | 精神科医師による相談です。 会場は西濃保健所です。 事前予約が必要です。 |
池田町保健センター 健康相談 | 058-45-3191 | 毎週水曜日 午前9時から午前11時30分 午後1時から午後3時30分 | 来所・電話などで保健師によるこころの相談を行ています。 事前にご連絡をお願いします。 |
岐阜県 精神保健福祉センター | 058-231-9724 | 【来所相談】 | 心理技術職員や保健師等が相談に応じます。 来所相談は事前に電話予約が必要です。 |
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、話を聴いて、必要な支援につなげ、見守る人のことです。
自殺を防ぐには、悩んでいる人に寄り添い、関わりを通して「孤立・孤独」を防ぎ、支援することが重要です。
ひとりでも多くの方にゲートキーパーとしての意識を持っていただき、専門性の有無に関わらず、それぞれの立場で、できることから進んで行動していくことが自殺の防止につながります。
眠れない、食欲がない、口数が減った、元気がないなど、いつもと違う様子に気づいたら、「なんだかつらそうだけど、どうしたの?」など声をかけ、「あなたのことを心配している」という気持ちを伝えましょう。
(2)相手の気持ちに寄り添い、耳を傾ける
話を聴くときには、相手が体験したことや考えていること、感じていることを尊重し、否定したり、話をそらしたりせず、真剣に受け止め、相手の気持ちに寄り添うことが大切です。
(3)専門家への相談を促す
具体的な問題解決へと導くためには、早めに相談機関に相談することが大切です。
本人の理解や了承を得たうえで、適切な支援につなぐためのサポートをしましょう。
(4)温かく寄り添いながら、じっくり見守る
こころの健康を取り戻すには、時間がかかります。専門機関につないだあとも変わらずに見守っていることを伝え、相手に寄り添いながら、温かく見守りましょう。
話を聴いてくれたり、一緒に考えてくれる人がいることは、何より心強く、「自分はひとりじゃない」という安心感につながります。
岐阜県 池田町役場民生部保健センター
電話: 0585-45-3191
ファックス: 0585-45-8688
電話番号のかけ間違いにご注意ください!