あしあと
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認知症の始まりは、ちょっとした物忘れであることが多いもの。単なる老化現象とまぎらわしく、周囲の人にはわかりにくいものです。「あれっ、もしかして?」と気づくことができるのは、身近な家族だからこそです。
認知症が疑われたら、まず専門医に受診しましょう。認知症に似た病気や、早く治療すれば治る認知症もあるのです。
アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症では、症状の出方や進行が違います。
家族だけで認知症の人を介護することは大変です。介護保険など、サービスを利用しましょう。
一人で抱え込まずに経験者に相談し、共感し、情報を交換することが大きな支えになります。
知的機能が低下し、進行していくのが認知症です。失われた能力の回復を求めるより、残された能力を大切にしましょう。
認知症の人の実態をオープンにすれば、どこかで理解者、協力者が手を上げてくれるはずです。公的な相談機関や私的なつながり、地域社会、インターネットなどのさまざまな情報を上手に使い、介護家族の思いを伝えていきましょう。
介護者にも自分の生活や生きがいがあります。自分自身の時間を大切に。介護者の気持ちの安定は、認知症の人にも伝わります。
認知症は、あなたの気づかないところで進行しているかもしれません。
早期発見、予防が大切です。「あれ、なんだか変だな?」と思ったら、まずチェックシートの質問をチェックしてみましょう。
(この認知症チェック項目は、あくまでも目安です。認知症の診断をするものではありません)
1 | 同じことを言ったり聞いたりする。 | |
---|---|---|
2 | 物の名前が出てこなくなった。 | |
3 | 置き忘れやしまい忘れが目立ってきた。 | |
4 | 以前はあった関心や興味が失われた。 | |
5 | だらしなくなった。 | |
6 | 日課をしなくなった。 | |
7 | 時間や場所の感覚が不確かになった。 | |
8 | 慣れた所で道に迷った。 | |
9 | 財布などを盗まれたという。 | |
10 | ささいなことで怒りっぽくなった。 | |
11 | 蛇口、ガス栓の閉め忘れ、火の用心ができなくなった。 | |
12 | 複雑なテレビドラマが理解できない。 | |
13 | 夜中に急に起き出して騒いだ。 |
(国立長寿医療センターで使われているチェックリストより)
※3つ以上あてはまった方は、専門医に相談を!
認知症の診断は、医療機関(精神科・神経内科・老年科・内科や認知症外来・もの忘れ外来などの専門外来)に問い合わせてください。
65歳未満の若年性認知症の人や家族が抱える悩みや心配事の相談に応じています。
岐阜県内には7つの認知症疾患医療センターがあり、西濃地域では大垣病院がその役割を担っています。