5種混合予防接種および小児用肺炎球菌予防接種について

令和6年4月から定期接種に使用するワクチンが下記のとおり、変更となりました。

・5種混合予防接種（ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ・ヒブ）
「4種混合ワクチン（ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ）」に「ヒブワクチン」の成分が加わった「5種混合ワクチン」の接種が開始となりました。

・小児用肺炎球菌予防接種
小児用肺炎球菌予防接種に使用するワクチンが、従来の13価ワクチン（沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン）から、新たに2種類の肺炎球菌に対応する成分が追加された15価ワクチン（沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン）に切り替わりました。

生後2か月以上7歳6か月未満のお子さん

初回接種3回、追加接種1回の合計4回接種します。

〇初回接種

20日以上の間隔をあけて、3回接種する。
（標準的には、生後2か月から生後7か月に至るまでに開始し、20日から56日までの間隔をおいて3回接種する。）

〇追加接種
初回接種（3回目）終了後、6か月以上の間隔をおいて1回接種する。
（標準的には、初回接種（3回目）終了後、6か月から18か月までの間隔をおいて1回接種する。）

・ヒブワクチンおよび4種混合ワクチンを用いて接種を開始し、規定回数の接種が完了していない場合は、それぞれのワクチンで残りの回数の接種を完了させてください。

・令和6年2月1日以降に生まれたお子さんは、5種混合ワクチン用の予診票を送付します。
令和6年1月31日までに生まれたお子さんで、5種混合ワクチンの接種を希望される場合は、予診票の交換が必要です。必ず、接種前に、母子健康手帳と予防接種予診票（ヒブ、4種混合）を持参のうえ、保健センターへお越しください。

接種対象者、接種回数、接種間隔等については13価ワクチンと同様です。

生後2か月以上5歳未満のお子さん

小児用肺炎球菌予防接種は、初回接種を開始した月齢ごとに次の方法により行います。
下記の1の方法を標準的な接種方法とします。（13価ワクチンと15価ワクチンの接種方法は同じです。）

1【標準的な接種スケジュール】
生後2か月から生後7か月未満に接種を開始した場合
初回接種は27日以上の間隔で3回接種し、3回目の接種後60日以上の間隔をあけ、1歳以降に1回追加接種を行い、合計4回接種をします。
（追加接種は1歳から1歳3か月を標準とします。）
※初回2回目および3回目は、2歳未満で接種します。
（2歳を超えた場合は接種を行わず、追加接種を1回のみ行います。）
また、初回2回目の接種が1歳を超えた場合は、3回目の接種は行わず、追加接種を1回のみ行います。

2【標準的な接種スケジュールで接種できなかった場合】
（ア）生後7か月から1歳未満に接種を開始した場合
初回接種は27日以上の間隔で2回接種し、2回目の接種後60日以上の間隔をあけて、1歳以降に1回追加接種を行い、合計3回接種をします。
※初回2回目は、2歳未満で接種します。
（2歳を超えた場合は接種を行わず、追加接種を1回のみ行います。）

（イ）1歳から2歳未満に接種を開始した場合
60日以上の間隔で2回接種をします。

（ウ）2歳から5歳未満に接種を開始した場合
1回接種をします。

・13価ワクチンを用いて接種を開始し、規定回数の接種が完了していない場合は、15価ワクチンを用いて残りの回数の接種を完了させてください。なお、13価ワクチンから15価ワクチンに切り替えて接種される場合も、予診票の交換は不要です。事前に保健センターから送付した予診票を用いて接種を受けてください。