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あしあと

    谷汲巡礼街道 道標 池田町史跡

    • 2016年2月26日
    • ID:529

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    谷汲巡礼街道 道標

    谷汲巡礼街道は、中山道赤坂宿を起点とし、西国33番霊場谷汲山華厳寺に至る道である。
    華厳寺は延歴17(798)年の創建で、12世紀中頃には33カ所の1に挙げられていたが、1番から33番までが今日のように定まったのは室町中期のことといわれる。
    赤坂から当町内を通る街道は、市橋から八幡、六之井を通り、杉野から揖斐川を渡る道筋をとっている。
    街道沿いには八幡や六之井に接待所や施行宿が置かれ、要所に設置された道標が数多く遺されている。
    現在八幡小学校地内にある本道標は、高さ74cm、幅32cmで、表面に「谷汲路の事是よりさき乃野に道三筋有左の道を但 定渡しふね御座候」と刻まれており、他の道標の多くが方向を示す矢印程度の内容であるのとは一線を画している。
    昭和40年頃までは小学校南西の4つ角北西角にあったが、道路拡幅のため、現在地へ移された。製作年代は不明だが、室町時代頃の製作であろうとされている。
    当時巡礼街道に常設の渡船が設けられていたという、交通制度が整っていたことをうかがわせるものである。

    所在

    〒503-2426 岐阜県揖斐郡池田町八幡753 八幡小学校地内