あしあと
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桧材の寄せ木造り、漆箔、彫眼で、左手に未開の蓮華を持ち、右手は蓮華に向かって掌を向ける通容の聖観音である。
像高101cm、台座高56cm。宝冠、光背、台座はともに後から付け足したものである。
およそ平安時代後期の作と考えられる。
寺伝によれば、延喜9(909)年、鎮守府将軍正四位上右馬之助大丞内蔵頭六孫王が、六之井村守護神の若一王子宮境内に寺を建立、その一堂に本聖観音を安置したという。
その後天災や兵火などによって度々堂宇は破損消失したが、本尊は無事保存されてきた。
後の万治3(1660)年、後白河法皇の旧霊場ということで再度観音堂が建てられた。
明治の神仏分離の際、若一王子宮は六之井神社と改称されて現在の場所(字村西)に遷宮し、観音堂は妙勝寺に残された。
明治44年、荒廃した堂を再建し、現在に至っている。
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